🐾 レオパの病気・トラブルとその対策【早期発見・早期対応】
なぜ早期対処が重要?
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)は体調不良を外見に出しにくい動物です。異常に気づいた時には症状が進行していることも多く、日頃の観察と知識が重要です。
よくある病気とトラブル
1. 拒食(エサを食べない)
原因例:
- 環境温度が低い
- 脱皮前
- ストレス(レイアウト変更、人の出入りなど)
対策:
- 飼育環境の見直し(温度・湿度・静かさ)
- 数日間様子を見て改善がなければ爬虫類対応の獣医師へ相談
2. 便秘・腸閉塞
原因例:
- 床材の誤飲(砂、ウッドチップなど)
- 水分不足や低温
対策:
- 床材をペットシートや人工芝に変更
- シリンジで少量のぬるま湯を飲ませる
- 温浴で排便を促す
3. 尾切れ(自切)
原因例:
- 強いストレスや驚き
- 他の個体との接触
対策:
- 単独飼育を徹底
- 切れた後は清潔を保ち感染予防(回復します)
4. 骨軟化症(MBD)
原因例:
- カルシウム不足
- 紫外線やビタミンD3の欠乏
症状:
- 足がふらつく
- 骨が変形・折れる
対策:
- カルシウム剤+D3の適切な使用
- UVBライトの設置(必要な場合)
5. 皮膚病(脱皮不全・感染症)
原因例:
- 湿度不足
- ケガの放置
対策:
- ウェットシェルターを設置
- 定期的な保湿と観察
- 脱皮不全部位はぬるま湯+綿棒でやさしく除去
🩺 日頃の観察ポイント
- 食欲・便の状態・動きの活発さ
- 体の色・尾の太さ
- 脱皮の頻度と様子
異変があったら、すぐに記録を取り、専門医に相談する習慣を。