ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼育では、温度や湿度と並んで大切なのが「清潔な環境づくり」です。
特にケージの掃除は、健康を守るための基本。汚れを放置すると細菌やカビが繁殖し、皮膚病や消化不良の原因になることもあります。
この記事では、ケージ掃除の頻度の目安と効率的な方法を解説します。
ケージ掃除の基本的な考え方
- レオパはトイレの場所を覚える習性があり、排泄物の掃除自体は比較的簡単です。
- ただし、糞尿や食べ残しはすぐに片付けることが健康管理につながるため、日常のチェックは欠かせません。
- 掃除は「毎日」「週1回」「月1回」とレベルを分けて行うと効率的です。
掃除の頻度の目安
毎日行うこと
- 糞や尿酸の除去
レオパは決まった場所に排泄することが多いため、見つけ次第ティッシュやスプーンで取り除く。 - 食べ残しの除去
コオロギやミルワームなどの餌を放置すると腐敗や寄生虫の原因になるため、その日のうちに回収。 - 水入れの交換
新鮮な水に取り替える。
👉 毎日の簡単な掃除で、臭いや雑菌の発生を防げます。
週に1回行うこと
- 床材の表面掃除
ペーパータオルや人工芝の場合は交換・水洗い。ヤシガラや土系床材は表面を軽くかき混ぜて汚れを取り除く。 - シェルターや水入れの洗浄
中性洗剤で軽く洗い、よくすすいで乾燥させる。 - ケージ内の拭き掃除
ぬるま湯やペット用除菌シートでケージのガラスや壁面を拭く。
月に1回行うこと
- 床材の全交換
ペーパーや人工芝は新品に。土系床材は入れ替えまたは熱湯消毒。 - ケージ全体の丸洗い
中性洗剤で洗った後、しっかり乾燥させてから再設置。 - 器具類の点検
パネルヒーターやサーモスタットに汚れ・故障がないか確認。
掃除に役立つ道具リスト
- ティッシュ・キッチンペーパー
- 小さなスコップやスプーン(糞の取り除き用)
- ペット用除菌シート or アルコールフリーのウェットティッシュ
- 中性洗剤(香料なし)
- 使い古しの歯ブラシ(細かい部分の掃除用)
- 新しい床材のストック
掃除の効率化テクニック
- トイレ砂を導入する
レオパが特定の場所で排泄しやすくなるため、掃除がぐっと楽になる。 - 床材をペーパータオルにする
掃除が最も簡単になる方法。見た目はシンプルだが初心者向け。 - シェルターを2つ用意する
掃除中にすぐ交換できるため、乾燥待ちの手間がなくなる。 - ルーティン化する
「夜の給餌後にトイレ掃除」「週末に床材の入れ替え」など、習慣にすると忘れにくい。
掃除の注意点
- 強い洗剤や漂白剤は使わない(体に有害な成分が残る可能性がある)。
- ケージや器具を洗った後は完全に乾燥させる。
- 掃除の際はレオパを一時的に別容器に移すと安全。
まとめ
レオパのケージ掃除は「毎日・週1回・月1回」と分けて考えると効率的です。
- 毎日:糞・食べ残し・水替え
- 週1回:床材表面の掃除、シェルターや水入れの洗浄
- 月1回:床材全交換、ケージ丸洗い
清潔な環境はレオパの健康を守るだけでなく、飼育者自身の安心にもつながります。掃除の習慣をつけて、快適な飼育ライフを送りましょう。