ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)は、爬虫類初心者にも飼いやすい生き物として人気があります。
ここでは、基本的な飼育環境の整え方から日々の世話、注意点まで、わかりやすくまとめました。


飼育に必要な基本アイテム一覧

アイテム目的・役割
ケージ飼育スペース。30〜45cmサイズが推奨
床材ペットシーツ、爬虫類用マット、新聞紙など
パネルヒーター保温。冬場や寒冷地では必須
シェルター隠れ家。安心できる場所を提供
水入れ常に清潔な水を用意
餌入れ昆虫(コオロギ、ミルワーム等)の餌やりに使用
温湿度計温度・湿度管理は健康維持のカギ

ケージの選び方とレイアウト

  • サイズ:1匹なら幅30〜45cmでOK。複数飼いは基本NG(単独飼育推奨)
  • 通気性:フタ付きで風通しの良いものを選ぶ
  • 床材:掃除がしやすいペットシーツがおすすめ。誤飲の心配がある砂系は初心者には非推奨
  • レイアウト例:保温エリア/シェルター/水入れを左右に分けて設置

温度・湿度管理のポイント

  • 日中の温度:28〜32℃前後(ケージ内で温度勾配を作る)
  • 夜間の温度:20〜25℃まで下がってOK(最低18℃は保つ)
  • 湿度:40〜60%を目安に。脱皮前はやや高め(湿度が必要)
  • 湿潤シェルター:コケやウエットティッシュを入れたケースで湿度確保

餌と給餌のしかた

  • 主な餌:コオロギ、デュビア、ミルワームなどの昆虫
  • 頻度
     - 幼体:毎日
     - 成体:2〜3日に1回程度
  • カルシウム・ビタミン添加:ダスティングして栄養補給を
  • 活餌 or 冷凍餌:活餌が基本だが、個体によっては冷凍も可

ハンドリングと慣れさせ方

  • 最初のうちは触らず見守るのがベスト
  • 1〜2週間後、慣れてきたら手を入れてにおいを覚えてもらう
  • 無理に触らず、レオパのペースに合わせることが大切
  • 急な動きや上から手を出すのはNG(敵と誤認されやすい)

健康チェックと注意点

症状考えられる原因
食欲不振温度低下、脱皮前、ストレスなど
脱皮不全湿度不足、ビタミン不足
尻尾が細くなる栄養不足、病気の可能性
目や鼻が汚れている感染症やケガの可能性

👉 異変が続く場合は、爬虫類を診られる獣医に相談しましょう。


飼育に慣れてきたら

  • モルフをコレクションして楽しむ
  • 簡易温室や多段ケージで個体数を増やす
  • SNSで飼育日記を共有するのもおすすめ
  • 繁殖はハードルが高いため、慎重に学んでからチャレンジを

まとめ:レオパとの暮らしは、思ったよりもシンプル

レオパの飼育は「整った環境」と「安定した世話」を続けることが大切です。
大きな声も出さず、においも少なく、スペースも取らない。
だからこそ、一人暮らしや初心者でも飼いやすいと言われています。

まずは1匹、あなたに合った個体との出会いからスタートしてみてください。


🔗 関連リンク

  • 👉 [レオパとは]
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